ワンちゃんにとって、吠えることは何かを伝えたいサインの場合もあります。しかし吠え過ぎは困ってしまいますね。
吠えやすい犬種(ラブラドールやダックスフンドなど。でも攻撃性はないので飼うにはおすすめです!)や、吠えにくい犬種(ゴールデンレトリバーやキャバリアなど。これもおすすめ!)、性格や育て方にもよりますが、無駄吠えの原因と対処法をタイプ別に解説していきます。
もともとの原因はワンちゃんが「○○して欲しいなあ……ワン」と試しに鳴いたときに、飼い主さんが「ヨシヨシ、良い子だね、やってあげよう!」とつい要求に応えてしまうのがきっかけです。
「気が強い」「自信がある」性格の犬に多く、そのままにしておくと最初はたまに吠える程度だったのが、だんだんエスカレート!
1分、5分、30分と吠え続け、しまいには飼い主さんがいる間中、夜中や明け方にも吠えて、ハウスやサークルに入れられなくなり、トイレミスやいたずらもやりたい放題!
ここまで来ると主従関係の逆転です……。
子犬のときからわがままな要求には一切応えず、吠えないときに出してあげましょう。忙しいときはほうっておく、吠え止まないときは早めに叱ることも大事です!
性格的に気が弱い、頼り過ぎ、依存し過ぎる犬は、独りでいる事が精神的に耐えられず、飼い主さんがいない間中吠え続け、やがて精神的に不安定になり、自分の回りにあるトイレ、犬舎、床、ドアなどを破壊していきます。飼い主さんと一緒にいるときは、良い子にしていても、これでは外出もできなくなってしまいます。
ワンちゃんにとっては飼い主さんが唯一無二の存在であるという固定観念や共依存を、取り除かなければなりません。かわいそうですが直すためには、一定期間の室内での完全無視(目を合わせない、声を掛けないで世話をする)。
出来る限り外へ連れ出し、運動・訓練・遊ぶ・人や犬の友達をつくるなどの社会経験を増やし、ワンちゃんの目を外へ向けさせ、世界を広げてあげるしかありません!
かわいそうに思えて心が痛むかもしれませんが、室内を居心地良くしないことが、結局はワンちゃんのためなのです。
生まれつき臆病で神経質、物心つかないうちから吠え出す(早いと生後2~3ヶ月頃から)。もともとの性格からきているので、直すのはもっとも難しいタイプです。
そんな性格のワンちゃんにとって吠えることはコミュニケーションの全てなので、伝えたいと思った瞬間に鳴き声にしてしまうのです。
嬉しいとき、寂しいとき、特に怖いとき、不安なときはかなり吠えます。早期のプロのアドバイスが必要でしょう!
これもやはり室内で甘やかさない、外での社会勉強は不可欠です。
子犬のときは吠えなかったのに、成長するにつれて少しずつ吠え始めることがあります。(早いと生後8ヶ月頃、普通は10ヶ月~1才くらいから)
気づいた頃には何かに反応すると激しく吠え続け、どう対処をしても吠え止まなくなります。
チャイム・来客・散歩中の人・犬には特に吠えるので、飼い主さんには大問題ですね。
このタイプの場合、本来の性格はそれほど臆病ではないのですが「飼い主さんといれば十分満足で、邪魔をされたくない!」「吠えるようになっていくのを見過ごした!」「社会経験の不足」などが原因で、直し方は「分離不安」とほぼ同じ。
この吠え方は最悪の場合、勢い余って人や犬を咬んでしまうことがあるので、気をつけてください。
その他にも番犬の役割をこなそうと吠える、先にいるワンちゃんの真似をして吠える、近所の犬に対抗して吠える場合などがあります。
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